今回は、心屋仁之助さん著の 『マンガで学ぶ心屋仁之助のお金を引き寄せる体質改善!』 を紹介します。
テレビでもおなじみの性格改善心理カウンセラーの心屋さんの本です。
心屋さんはこれまでたくさんの活字本を出版されていてお金について書かれたものもたくさんありますが、この本はそのお金に対する 「心のあり方」がマンガにより分かりやすく書かれています。
内容は、本当はお金が欲しいのに”お金がないほうが幸せだ”と思っていてお金に悩んでいるマンガ家と、雑誌編集者の女性が、心屋さんに実際に話を聞きながら学んでいくという形で進んでいきます。
章末にはまとめの文章がありますが、ほとんどはマンガで描かれているため、すいすいと読み進められます。
ではその内容を抜粋して紹介していきましょう!!
目次
『マンガで学ぶ心屋仁之助のお金を引き寄せる体質改善!』 by 心屋仁之助:お金に対する「あり方」がマンガで分かりやすく理解できる!!
お金に対する間違った幻想
皆さんお金は「苦労して働かなければ得られないもの」と思っていますか?
もしくは楽して稼いでいる人に対して「楽にお金儲けしやがって」と思いますか?
でも心屋さんはお金には「いいお金」も「悪いお金」もないと言います。お金の経路によって価値が上がったり下がったりすることはないわけです。
ただ、こういう考え方があることによって自分に入ってくるお金にも制限をかけてしまいます。
そして、働いていない専業主婦は働いていないからと「罪悪感」を感じるようにもなるのです。
心屋さんはまずこういったお金に対する考え方に気づく必要があると言っています。
またお金がないから幸せでないと思っている人もいるでしょう。
そういう人は結局、お金さえあれば幸せになれるという幻想を持ってしまっているのです。
満たされない現実をお金や別のもののせいにして「だから幸せになれない」と言っているにすぎないのです。
では、このような考え方や幻想をなくして、お金を引き寄せるためには、どうしたらいいのでしょうか?
損得ではなく、好きか嫌いかでお金を使う
なにか物を買うときに「これは無駄遣いなのでは?」と考えて、結局もったいないから買うのをやめるということはありませんか?もしくは費用対効果を考えて安い物を買わないでしょうか?
心屋さんはこのような行為は”お金の詰まり”を生むと言います。
”損”か”得”かだけで判断してしまうと、自分の気持ちを無視してしまうことになり、自分の心を満たさないことになります。お金に執着するあまり、心を満たす行為にフタをしてしまうのです。
だからお金を引き寄せるためには、”損得”で判断するのではなく、”好きか嫌いか”で判断することなのです。
子供の頃についたお金の価値観を捨てる
お金に対する価値観は子供の頃に形成されるそうです。
子供の頃、お年玉をもらうときによく「いい子にしないとあげないよ」や「もっと勉強がんばろうね」と言われてなかったでしょうか?
このように言われてきた子供はお金に対して「苦労しないと得られないものというイメージを持ち、大人になってもその価値観は消えることはないのです。
だからお金を引き寄せるためにはそのような価値観に気づき、それを捨てていく必要があります。
一人でがんばりすぎない
得意なことも苦手なこともひとりでがんばってこなそうとする人がいますね。実は僕もその一人です。僕も周りの人に頼むのが苦手で、自分でなんでもやってしまおうとします。
一人でがんばると苦手なこともしなければならないため、仕事も滞ってきます。そして、結局、周りにも迷惑をかけることになります。
心屋さんは他人を頼ることが必要だと言います。自分が苦手なことは得意な人にまかせればいいのです。
そうすれば自分は得意なことに集中できますし、まかせられた人を得意なことができるわけです。
また、まかせられた人は「自分を認めてくれているんだ」という気持ちにもなり、いい信頼関係を築くこともできるでしょう。
お金の不安は気にしない
老後、子供の教育、家のローンなど、生活しているといろいろなお金の不安が出てくるものですね。
でも、これらは本当に現実的に困っていることなのでしょうか?まだ来ていない未来に対する不安ではないですか?
心屋さんはこうした悩みは一刻も早く頭から消し去るべきと言います。
お金に対する不安がある人はまず節約を始めます。そうして支出を抑えるようになると自分の行動を狭める原因になります。
また、お金をなくさないようにという強迫観念にとらわれて、ますますお金に不安をもつようになります。
なので、現実的に困っていないのであれば、気にしないことが一番だそうです。
でも、ムダ遣いはやめたほうがいいよう。得に欲しくない物を買ったり、行きたくもない飲み会に行ったりすることはやめることです。
その代わりに好きなこと、大切なものだけを買うことです。
存在給を大切にする
「存在給」という言葉、初めて聞く人が多いのではないでしょうか。
これは心屋さんが使っている言葉なのですが、”存在しているだけで価値がある”という意味です。自分はなにもしなくても価値があるということを認めるということです。
この価値を認めていないともともとある価値以上に存在価値を作ろうとしてしまいます。
でも、やがてここに”やらされている”という義務感が生まれると、いずれ不満や悩みと変わっていきます。
そうならないためにも、まず自分は存在しているだけで価値があるということを認めることが大事だということです。
『マンガで学ぶ心屋仁之助のお金を引き寄せる体質改善!』を読んでみた感想
マンガで描かれているため、1時間もかけずに読むことができました。
また、この本に書かれている内容は心屋さんが言われているお金に対する「心のあり方」が凝縮されていて、マンガで描かれているためとても分かりやすかったです。
お金をためるには貯蓄や資産運用など「やり方」はたくさんあります。貯蓄や資産運用が悪いわけではありませんが、まずはこの本で書かれているお金に対する「心のあり方」を改善していくべきだと思いました。
お金に対する価値観は子供の頃に植えつけられたけものなので改善するのはなかなか大変かと思いますが、この本の内容にしたがって少しずつ意識を変えていきたいです。
まとめ
『マンガで学ぶお金を引き寄せる体質改善!』はお金についての「あり方」をマンガで分かりやすく理解できる本です。
実践するのは難しいところもありますが、この本に書いていることを少しずつ意識するだけでも幸せな人生に変わっていくことでしょう。
この本の最後には 「神社ミッション」なるものが紹介されています。人けのない神社に行って賽銭箱に1万円を入れるというミッションです。
お金への特別な価値観をなくすための作業ですね。僕を一度やったことがありますが、確かにお金への特別な思いや不安が少し和らいだ感じがしました。
やるかやらないかはあなた次第ですが、お金への価値観を変えるためにやってみる価値はありますよ!!
ともあれ、この本はお金に対する「心のあり方」を分かりやすく理解するためにおすすめの本です!!
今回紹介した本はこちら!