どうも、ぐう(@Gu_Taro)です!!
今回紹介する本は、樺沢紫苑さん著『学びを結果に変える アウトプット大全』です。
みなさんは「アウトプット」というと、どのようなことをイメージされるでしょうか。
ブログ記事など文章を書いたり、セミナーなど多数の人が集まる場
所で発表するなどといったことをイメージされるなのではないでしょうか。
確かにアウトプットというと、自分が知っていること・覚えていることを発信するというイメージが強いでしょう。
僕もこの本を手に取ったときにはブログなどを使った情報発信方法が書かれているのだと思っていました。
しかし、それは違ったのです!
もちろん、そういった情報発信術についても書かれているのですが、それ以外のアウトプットについても書かれているのです。
それも、”えっ、これもアウトプット?”と思えるようなことについてもです。
今回はこの本のなかから、特に気になった箇所を紹介していきます!
予約方法などを紹介していきます。
『学びを結果に変える アウトプット大全』 ~ 目次
- 1. 『学びを結果に変える アウトプット大全』の紹介
- 2. 本の構成について
- 3. CHAPTER1:アウトプットの基本法則
- 3-1. インプット=「入力すること」 、アウトプット=「出力すること」沿線の楽しみ
- 3-2. 人間はインプットだけでは成長できない!インプットとアウトプットの黄金比は?
- 4. CHAPTER2:話し方
- 4-1. 仕事上でのコミュニケーションにおけるアウトプット
- 5. CHAPTER3:書き方
- 5-1. 効率よく頭に覚えさせるには手書き!
- 5-2. 上手に文章を書くためには……
- 6. CHAPTER4:行動力
- 7. CHAPTER5:トレーニング法
- 8. まとめ 〜 まさにアウトプットの集大成!
目次
『学びを結果に変える アウトプット大全』 by 樺沢紫苑 〜 アウトプットについてのあらゆる知識が集約されているおすすめ本!【ブック・書評】
今回紹介する本はこちらです。
著者である樺沢紫苑さんは精神科医です。
精神科医の先生がなんでこんなアウトプットの本を書かれているのかというと、樺沢さんの情報発信にあります。
樺沢さんは精神科医の知識を活かして、精神医学や心理学、脳科学の情報をメルマガなどを通じて発進されているのです。ネット上での情報発信だけではなく著書も出されており、これまで28冊の著書を出版されています。僕も何冊か読み参考させてもらいました。
今回紹介する『学びを結果に変える アウトプット大全』は、これまでアウトプットを続けてきた樺沢さんの方法が惜しげも無くまとめられていると言っても過言ではないでしょう。
本の構成について
この本にはタイトルに「大全」とついているように、様々なアウトプットが網羅されているのですが、大きく以下の章で構成されています。
CHAPTER1:アウトプットの基本法則
CHAPTER2:話し方
CHAPTER3:書き方
CHAPTER4:行動力
CHAPTER5:トレーニング法
今回は章ごとに僕が気になった箇所をピックアップして紹介します!
CHAPTER1:アウトプットの基本法則
インプット=「入力すること」 、アウトプット=「出力すること」
皆さんご存知かと思いますが、英語のインプットの意味は「入力する」、アウトプットの意味は「出力する」ということです。
人間に例えて言うと、脳の中に情報を入れる(入力する)ことが「インプット」、脳の中にある情報を脳の中で処理し外界に出す(出力する)ことが「アウトプット」ということになります。
ということは、人間生きていれば、なんらかのアウトプットをしているということです。
日常の会話でも、自分のために書くことでも、そして会社で会議することでも、とにかく自分が何らかの出力をしていれば「アウトプット」ということになるのです。
人間はインプットだけでは成長できない!インプットとアウトプットの黄金比は?
人間は成長していくと学校に通うようになり、学びの機会が増えてきます。
ただ、学校での教育はある教科について学ぶ、インプットの場合がほとんどでしょう。
テストでアウトプットすることになりますが、アウトプットに比べるとインプットの比率の方が多いでしょう。
しかし、この本には、自己成長するためにはアウトプットの量が大事で、インプットとアウトプットの黄金比は
3 対 7
と書かれています。
この比率を見て、僕はびっくりしました。これまでインプットの量が多い方がよいと思っていたからです。
でも、アウトプット量を増やすことは、インプットした情報の理解を深めるのに重要なんですね。
皆さんも、学校で学んだことを友達に質問され、教えなくてはいけない場面がなかったでしょうか。そのとき、内容をあまり理解していないとうまく教えられなかったはずです。
このように、誰かに対してアウトプットするためには、まず自分自身がその内容を理解しておかないと、うまくアウトプットできません。
そのためにはアウトプット量を増やすこと。アウトプット量を増やすことで、自分も分かっていない部分がわかり理解が深まっていくのです。
この黄金比はそういう意味でインプットよりもアウトプットが重要であることを物語っています。
そして、この本にはインプットよりも重要なアウトプットの方法がたくさん紹介されているのです。
CHAPTER2:話し方
アウトプットの基本となるのは、やはり話すことではないでしょうか。
仕事だけに限らず、ちょっとした雑談で話すこともあるでしょう。
人間にはコミュニケーションが必要です。そして、そのコミュニケーションの基本となるのが会話です。
そのようなことから、この本では、まずアウトプットの基本である話し方について紹介されています。
仕事上でのコミュニケーションにおけるアウトプット
会話は生活している以上、必要なことです。
仕事をしているとなおさらです。お客様にプレゼンテーションすることもありますし、会議などで発言することもあるでしょう。
これらは立派なアウトプットです。
ただ、自分の知識を発言することだけがアウトプットではありません。
この本には仕事を依頼することも、逆に依頼を断ることも、一種のアウトプットだと書かれています。
さらに、部下を叱ったり、ほめたりすることもアウトプットであり、同時にフィールドバックでもあるそうです。
部下がなんらかの行動を起こすことは一種のアウトプットです。
しかし、このときに上司からなにもフィールドバックがなければ、部下はその行動がどのように評価されたのかわかりません。
そして、わからないということは、そこから部下は成長しないのです。
先ほど、自己成長のためにはインプットよりもアウトプットの方が大事だということを紹介しました。
だから、ここでも上司が叱ったり、ほめたりしてアウトプットしないと、部下は成長していかないということなのです。
でも、なかには部下を叱ったり、ほめたりすることが苦手な人もいるでしょう。
安心してください!この本には上手な叱り方やほめ方についても紹介されています。
このほかにも、仕事をする上で大事なアウトプットの一つであるコミュニケーションについて、たくさんのことが紹介されています。
CHAPTER3:書き方
話す以外に大事なアウトプットとしては、書くことではないでしょうか。
仕事をする上では、議事録を書いたり、資料を作ったりと文章を書くことが多いものです。
また日常でも、SNSで発信したり、ちょっとしたことをメモするということもあるのではないでしょうか。
このように、アウトプットとしてなにか書くことは日常茶飯事に行われているものです。
この本にもその書き方についても紹介されています。
効率よく頭に覚えさせるには手書き!
パソコンやスマホが普及している現代において、書くことといえばそういったものを使ってデジタル的に書くことでしょう。
仕事でもほとんどパソコンを使うことが多いでしょうから、手書きでなにか書くということは少ないのではないでしょうか。
しかし、この本で推奨されているのは「手書き」です。特に勉強などをして効率的に覚えなければいけない場合に有効だと書かれています。
「手書き」と「タイピング」での記憶の量を比較したある実験によると、タイピングよりも手書きの方が記憶に残っていたそうです。
この記事を読んでいる人のなかには、学生時代のテスト勉強で内容を手書きして覚えていた人もいるのではないでしょうか。
僕もそんな一人でした。とにかく勉強の内容を手書きして覚えていたのです。
でも、それは理にかなっていたということですね。
また、先ほどの実験では、「手書き」のほうが新しいアイデアを思いつきやすい傾向にあったそうです。
確かに、僕もアイデア出しするときは、手書きのほうがよりアイデアが浮かんでくるような気がします。
パソコンやスマホが普及している現代において、何からなにまで手書きすることは時間の無駄ですが、必要に応じて手書きしてみるのも必要ですね。
上手に文章を書くためには……
この章に書かれている内容で一番気になったのが、「上手な文章の書き方」です。
僕はブロガーやライターとして文章を書いていますが、常に気にしているのがこの上手な文章の書き方なのです。
この本にもアウトプットとしての上手な文章を書くための方法が紹介されています。
その方法とは……
「たくさん読んで、たくさん書く」
ということです。
具体的な方法かと思いきや、基本的なことでした。
とはいえ、 文章をたくさん読まないと、どういった文章が上手な文章かわかりませんし、またそれを参考に実際に書いてみないと上手な文章を書くこともできません。
とにかくたくさん本などを読むことが大事なんですね。
このほかにも、話し方と同様に、書き方についてもたくさんの方法が紹介されています。
CHAPTER4:行動力
アウトプットの紹介として最後の章となるのは「行動力」です。
アウトプットでの行動力というのは、インプットした情報をもとに実際に行動にうつすということです。
たとえ、ゴルフの打ち方をテキストなどで学んだところで、実際に打ちっぱなしなどに行って練習しないと決して上達できません。
また、インプットした情報から”これをやってみたい!”と思っても、実際に行動しない限りは意味がありません。
ということで、この章ではインプットした情報をもとに実際に行動する方法がたくさん紹介されています。
CHAPTER5:トレーニング法
最後の章はアウトプット力を高めるためのトレーニング法が紹介されています。
ここでは、主に情報発信するための方法が紹介されているので、僕自身もとても参考になりました。
まとめ 〜 まさにアウトプットの集大成!
今回は樺沢紫苑さん著の『学びを結果に変える アウトプット大全』を紹介してきました。
人は生きている限り、何らかのアウトプットをしているものです。
たとえ、SNSやブログなどで情報発信していなくても、他人と関わっている限りはアウトプットをしています。
この本にはあらゆるシチュエーションごとにアウトプットの方法がまとめられており、まさにアウトプットの集大成にふさわしい本です。
アウトプットの方法に悩んだ時には、辞書のようにこの本を調べてみるのもいいかもしれません。
このようにアウトプットの集大成にふさわしいこの本は社会人だけでなく、学生でも非常に参考になる本です。
ぜひ、一読してみることをおすすめします!!
『学びを結果に変える アウトプット大全』 を読みたくなったらこちらから!
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