東京都文京区にある「文京区立 肥後細川庭園」。
ここで毎年11月下旬から開催されている秋の紅葉ライトアップイベントが「ひごあかり」です。
ただ、2020年以降はコロナの影響で開催が中止に。
2022年ようやく3年ぶりに開催されました。
庭園内にある木々の紅葉がライトアップの光に照らされて、とても美しいです。
この記事では、その紅葉ライトアップイベント「ひごあかり」について、そして僕が2019年、2022年に訪れた際の様子を紹介していきます!
目次
文京区立 肥後細川庭園とは
紅葉ライトアップイベントが開催されたのは、東京都文京区目白台にある「文京区立 肥後細川庭園」。
この庭園は、熊本藩の大名であった細川家の下屋敷跡です。細川家は江戸時代にいくつもの藩邸を所有していたそうです。
昭和36年にいったん東京都が買収し「新江戸川公園」として開園、その後文京区に移管されましたが、改修工事の際に新名称を公募し、2017年に今の名前に改称されています。
園内は池泉回遊式庭園になっています。大きな池を中心としてその周囲を歩きながら、様々な風景を鑑賞できるように設計された庭園です。
また、毎年11月下旬になると、園内に植えられている松の枝を降り積もる重い雪から守るため、わら縄で枝を吊る「雪つり」が行われます。ライトアップイベント時にはこの雪つりもされており、雪つりが照らし出される風景もとても美しいです。
肥後細川庭園へのアクセス
肥後細川庭園には3つの最寄駅があります。
都電荒川線 早稲田駅、有楽町線 江戸川橋駅、副都心線 雑司が谷駅の3つです。
JR目白駅からでも行けますが、かなり遠いのであまりおすすめできません。
一番遠い副都心線 雑司が谷駅からは、徒歩15分ほどかかります。
紅葉ライトアップイベント「ひごあかり」とは?
「ひごあかり」は、この肥後細川庭園の園内の木々などをたくさんのライトで美しく照らし出すイベントです。
園内に植えられている木々は紅葉しており、それらの紅葉がライトで照らし出される姿はとても美しいです。
また、熊本地震の復興支援として熊本の竹あかりによる照明と、熊本観光のPRも行われています。
事前予約は不要で、参加費は300円(未就学児無料)となっています。
美しきライトアップの景色
ではここからは、僕が2019年、2022年に訪れた際の実際のライトアップの様子をご紹介しましょう。
※最新のものから紹介しています。
2022年の「ひごあかり」[2022年11月27日(日)訪問]
庭園に着くと入り口に「ひごあかり」の案内板が。
園内は一方通行となっており、順路に従って歩いていきました。まずは池をのぞむ景色から。
とても幻想的に風景。様々な色でライトアップされています。
水面に鏡面のように映し出されている光もとても美しいです。
さらに進んでいき、池全体が見渡せるところに。
奥に見える建物は「松聲閣(しょうせいかく)」といって、細川家の学問所として使われていた場所です。一時期は細川家の住まいとしても使われていたそうです。
ライトアップが池を取り囲むように連なっていて、とても美しいですね。
真っ赤に色づいたヤマモミジの葉っぱも美しくライトアップされていました。
池の水面が鏡のようになっていて、キレイに反射しているのがわかります。
こちらは先ほどの松聲閣が見える方向とは逆の景色。
雪つりのライトアップもキレイです。
また、園内では熊本のアーティストちかけんさんによる「竹あかり」も展示されていました。
竹に穴をあけて竹の中からライトを照らす「竹あかり」。
これもまたとても美しく、紅葉のライトアップととてもマッチしています。
熊本が誇る大人気ご当地キャラ「くまモン」の竹あかりもありました。
こちらもくまモンが使われている竹あかり。
また広場には、近くの小学校の児童さん達が作った「熊本応援灯火カップ」も展示されていました。
たくさんの灯りがとてもキレイでした。
先ほど紹介した松聲閣(しょうせいかく)。こちらは無料で館内に入ることもできます。館内には抹茶がいただける喫茶室もあります。
熊本市のPR展示もありました。
2019年の「ひごあかり」[2019年12月1日(日)訪問]
ここからは先ほどの3年前 2019年に開催された「ひごあかり」をご紹介。
紅葉がライトアップされて、さらに色が増している感じでとても美しいですね。水面にもライトアップされた風景が映し出されて、幻想的な風景です。
さらに別角度から数枚を。
た雪つりもされており、わら縄がライトアップされている姿も美しいですね。
また、園内にはこのような展示もありました。
近くの幼稚園生や小学生などが作った「熊本応援 灯火カップ」です。たくさんのカップが並べられていました。
近くで見ると、カップには熊本の皆さんに対する応援メッセージが。熊本は僕にとって第二の故郷でもあるので、うれしさと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
さらに、熊本地震の復興支援として「竹あかり」も展示してありました。

熊本地震で大きな被害のあった熊本城には現在立ち入りが制限されているのですが、2019年10月5日から復興途中の一部を公開する「特別公開」が始まりました。それを記念しての竹あかりです。これもまた綺麗ですね。(熊本城特別公開関連サイト:熊本城・特別公開)

熊本のシンボルである「くまモン」の竹あかりももちろん展示してありました。

入り口の近くには細川家の家紋である「九曜」を形取った竹あかりも。
熊本ゆかりのもの以外の竹あかりも展示してあり、ライトアップをさらに盛り上げていました。
このように園内には様々なライトアップが施されており、美しすぎる景色に感動しきりでした。
あとがき 〜 紅葉と雪づりのライトアップ、水面に反射して映る木々達の風景に酔いしれること間違いなしのおすすめのイベント
この記事では、文京区立 肥後細川庭園で開催される紅葉ライトアップイベント「ひごあかり」について、イベント紹介と、僕が2019年、2022年に実際に訪れた際の様子を紹介してきました。
僕は2019年4月に熊本から東京に引っ越してきたのですが、引っ越す前はこの庭園の存在を知りませんでした。
そんななか、2019年ライトアップイベントに初めて行ってみて、とても美しい庭園であることに感動しました。
特に紅葉の美しさと、それが雪づりとともにライトアップされている様は素晴らしすぎました。
しかし、2019年以降2年間はコロナの影響で開催されず。この間は美しい風景を見ることができませんでした。
そして、2022年に3年ぶりに開催。
あたらめて観覧して、ライトアップされた紅葉した木々と、それらの木々が池の水面に反射して映っている景色にとても感動しました。
この美しく幻想的な風景に酔いしれること間違いなし。おすすめのイベントです!
コロナなどの特別な理由がない限りは、毎年11月下旬頃に開催されます。
開催案内は、文京区立 肥後細川庭園のサイトをご確認ください。
更新履歴
2019年12月7日:オリジナルコンテンツを公開しました。
2023年2月12日:2022年のものを追記し、一部内容を変更しました。
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