今回紹介する本は、大橋一慶さん著『ポチらせる文章術』です。
この本はコピーライティングに関する本です。
商品やサービスを購入してもらうための文章の書き方が学べる本です。
なので、どちらかというとブロガーというよりアフィリエイターの方向けかもしれません。
ただ、ブロガーとしても読者に興味を引かせる文章を書くことは重要です。
そういった意味で、この本はブロガーとしても学ぶべきところはたくさんあります。
今回はそのなかから、僕が特に強く印象に残った箇所を紹介していきます。
では早速、紹介していきましょう!
目次
『ポチらせる文章術』 〜 著者紹介
あらためて、今回紹介する本はこちら。
著者である大橋一慶さんは、コピーライターで株式会社みんなのコピー代表の方。「売れるコトバ作り」専門家として活躍されています。
大橋さんは、ネット広告のベンチャー起業に入社後、多くのWEBプロモーションを成功させてきました。
また、独立後はセールスコピーライターとして、ネット・紙媒体を問わず、多くの案件を成功させている方です。
そんな経験をお持ちの大橋さんが、コピーライティングについて、テンプレートなども紹介しながら説明しているのがこの『ポチらせる文章術』です。
ブロガーの僕がなぜコピーライティングの本を読もうと思ったのか?
僕はブロガーとして活動しているので、特に広告用のキャッチコピーを書いているわけではありません。
そんな僕がなぜこの本を読もうと思ったのか?
それは「人を惹きつけるブログタイトルの書き方」を学びたかったから。
広告はキャッチコピーで、お客さんに商品やサービスに興味を持ってもらう必要があります。
キャッチコピー次第では、商品やサービスが売れなくなってしまう可能性もあるわけです。
一方、ブログ記事も検索結果に表示されるタイトルを見て、読者はその記事を読むか判断します。
タイトルの付け方次第で、記事を読まれるかどうかが変わってきます。
キャッチコピーとブログタイトルは似たような部分があるわけです。
ということで、キャッチコピーの書き方を学ぼうとこの本を読むことにしました。
ブロガーの僕が特に印象に残った5つの項目
この本はコピーライティングに関する本ですが、ブロガーとしても学べるところがたくさんあります。
そのなかから、特に印象に残った箇所を抜粋して5つ紹介します。
読まれないのは提案がしょうもない内容だから
広告で提案されている内容がお客さんに響かないものであれば、当然、広告は読んでもらえないでしょう。
これはブログ記事のタイトルも一緒で、読者に響かないタイトルであれば、読まれないでしょう。
特に検索している人にとっては、必要なことがタイトルに記載されていなければ、スルーされてしまうこと間違いなしです。
あらためて納得させられた文章でした。
まず大事なことはベネフィット、メリットを伝えること
ベネフィットは「お客さんが欲しい結果(ハッピーな未来)」、そしてメリットは「ベネフィットが手に入る理由」。
広告においては、宣伝している商品やサービスが、お客さんに対してどのような結果を持たらするのか(ベネフィット)を説明することが重要です。
そして、この商品やサービスでなぜそれが実現できるのか(メリット)を説明しなければいけません。
ブログも、検索した人に対して知りたい情報(ベネフィット)をどのようにして解決するのか(メリット)を伝えることが重要です。
ブログの場合だと、ベネフィットをタイトルで伝え、実際の解決法については記事のなかで伝えるというパターンが多いでしょう。
いずれにせよ、ベネフィットとメリットを伝えることはブログでも重要なわけです。
重要なのはお客さんの悩みや欲求を深掘りすること
ベネフィットやメリットを考える上では、お客さんがどんな悩みや欲求を持っているのかを知ることが重要です。
そうしないと、ベネフィットやメリットを伝えたところで、お客さんには響かないでしょう。
そのためには、お客さんがどんな悩みや欲求を抱えているのかを深掘りしていくことが大事になってきます。
これはブログについてもいえることで、読者が必要としない情報を書いたところで、検索もしてもらえないし、記事を見つけられたとしても読んでもくれないでしょう。
読者の人に読んでもらう記事を書くためには、必要としている情報をしっかり調べておく必要があります。
ブロガーも世の中の流れにアンテナを張って、どんな情報が必要とされているのかを把握しておくことが大事ですね。
重要性は考えるが8割、表現が2割。
ここまでは特に文章の書き方については書かれていません。
文章を書く前に、自分の商品やサービスにどんなベネフィットやメリットがあるのかをしっかり考えることが重要だということです。
その割合は、考える8割に対して、表現が2割。
それだけ考えるという作業が重要だということです。
ブログも同様に、記事を実際に書く前の下準備が大事です。
どんな人に読んでもらいたいのか、どんな悩みや欲求を解決させてあげたいのか、どんなキーワードで伝えたいのかを細かく決めておく必要があります。
その下準備がしっかりしていれば、実際に記事を書くのはそんなに苦労しなくなります。(それだけ考える作業が大変ですが……)
だから、ブログも記事を書く前にしっかり考えることが重要であることを、この8対2という数字からあらためて認識させられました。
売れるキャッチコピーを作る10のテクニックと厳選テンプレート
この本にはベネフィット、メリットを決めたのち、実際にキャッチコピーを作る上で活用できる10のテクニックと、そのテクニックを利用したテンプレートが紹介されています。
たとえば、テンプレートのなかにこのようなものがあります。
- 「〇〇でも〇〇できる(できた)」
- 「どのようにして、〇〇が〇〇できたのか」
- 「〇〇が〇〇した方法」
このようなテンプレートに、実際に自分が伝えたいベネフィット、メリットを入れることで、キャッチコピーができるわけです。
ブログタイトルを作る際にもこのテンプレートは活用できるでしょう。
僕もブログタイトルを決める際には、このテンプレートのなかから実際に使ってみたいと思います。
あとがき
今回は大橋一慶さん著『ポチらせる文章術』を紹介してきました。
コピーライティングに関する本ですが、ブロガーの僕としても学べるところがたくさんありました。
結局、広告もブログもお客さんや読者に興味を持ってもらうという意味では一緒です。
その方法としては、似ている部分も多いです。
ブログをやっている人も、興味を持ってもらう記事を書くために読んでみてはいかがでしょうか。
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