僕のブログを振り返ってみると、実は今まで書評らしい書評を書いていませんでした。カテゴリーは作っていながらも、本についてはほとんど書いていなかったわけです。
そんな僕がなぜ書評を書き始めようかと思ったのか…それは、本好きの僕はせっかくたくさんの本を読んでいるのに、そこから学んだことが身についていなかったのです。
そこで、アウトプットすることで、頭の中が整理され、身についていくのではないかと思いました。
書評といえば、たくさんのブロガーの方が書かれています。
そんな中、自分らしい書評はなにかということを悩んできました。
結局、結論はでていませんが 、とりあえず始めてみることにしました!
ということで、第一回目の書評は僕にとって初回にふさわしい本を紹介します!
僕がブログを本格的に始め、生き方についても考えなおすきっかけを作ってくれた、僕にとってはバイブルともいえる本です!
さっそく紹介しましょう!!
目次
『ノマドワーカーという生き方』 by 立花岳志:僕の生きかたを考え直させてくれた一冊【ブック・書評】
今回紹介する本は立花岳志さん著の『ノマドワーカーという生き方』です。
僕がメンターとして慕っている立花さんの本です。
僕はこの本を読んで、立花さんのことを知り、それからセミナーに参加するようになり、メンターとして慕うようになりました。
この本は前半部では立花さんがどのようにしてプロブロガーになっていったのか、そして立花さんがブログを個人メディアとしてどのように活用していったのかということが書かれています。
そして、後半部ではブロガーとしてのセルフマネジメントの仕方、個人情報発信の仕方が紹介されています。
それでは、もう少し詳しく紹介していきましょう!
立花さんがプロブロガーになるまで
立花さんはプロブロガーになる前は、翻訳会社の管理職だったそうです。
でも、立花さんはそのときの仕事を「これは自分が本当にやりたいことではない」と思っていたそうです。
この本を読んだ僕もその当時そんな状態でした。そのときの仕事になにか違和感を感じていました。
ということもあり、それを読んだ僕は共感してしまったのです。
立花さんはそれ以外にもその当時、親の借金を引き継いだり、体重もかなりあり体調面でも不安をかかえている状態でした。
そんな中、立花さんは決心されます。
「人生を劇的に変化させよう!」と。
そして、「文章を書く仕事をしたい」と思っていた立花さんはブログを始めることになります。
でも、始めた当時は一日のアクセス数は30前後だったそうです。
いまや160万PVは稼ぐ立花さんも最初はそのくらいだったのですね。
それから立花さんはブログに対して作戦を立て、実行していきます。
その作戦とは以下のようなものです。
- 生活におけるブログの優先順位を「最高」にセットする
- 読者のためにも自分のためにもためになる内容を追求する
- 更新頻度を「非常に高い」に設定する
- 1分野に絞らず、3~4分野を扱う「総合ブログ」を目指す
- 自前のサーバーで運営する
これらの作戦を実行するために立花さんはテレビを観ることをやめ、一日3記事書くことを課し実行していきます。
その後、twitterでブログ更新報告を行うことでだんだんとアクセス数が伸びていきます。
そして、ブログやtwitterでの活動が活発になるにつれ「根拠のない自信」がでてきました。
そして、40歳のときに「今しかない」と決断し、プロブロガーとして独立することになりました。
「ネットとリアルを混ぜろ」
立花さんがフリーになったときの重要な戦略がこの「ネットとリアルを混ぜろ」ということでした。
よく書籍には「twitterやfacebookでのオフ会に参加しましょう」ということは書いてありますが、実際にはそのオフ会後についてのことが書かれてなく疑問に思っていたそうです。
そこで、立花さんはオフ会を開催します。
それが Dpub という大規模なオフ会です。
「D」は”Developer”、「P」は”Publisher"、「U」は”User”、「B」は”Blogger”をあらわしています。
今では東京で150人以上を集める大イベントです。
この会にはいわゆる「出し物」というものがありません。
僕も2015年11月に神戸で開催されたときに参加しましたが、お昼から始まり延々と三次会まで飲み続けます。
でも、そこではネットで繋がった人たちがリアルにつながる瞬間があるわけです。
まさに「ネットとリアルを混ぜろ」を実現したイベントです。
こうやって立花さんはよりたくさんの人に知ってもらうことになります。
このDpub以外にも立花さんはセミナーを行っています。
そのようにして立花さんはリアルに人と会って顔と名前を一致させていくことで自己ブランド力を高めていくことになります。
プロブロガーの「デジテル・セルフマネジメント」とは
フリーになった立花さんは基本24時間365日が自分の時間となりました。
しかし、実際にその場に身を置いてみると、24時間がぼんやりしている間に光のように過ぎ去ってしまったと言います。
それまでしっかりと「タスク管理」というものをしていなかった立花さんは、本気で自己管理(セルフマネジメント)することにしました。
この本ではその具体的な方法が述べられています。
詳しい管理方法などはここでは省略させていただきますが、立花さんは以下のことを実行されています。
■「夢」と「目標」の管理
- ミッションと5年後のなりたい自分を決める
- 5年後のなりたい自分に沿った5カ年計画作成
- 5カ年計画から細分化した年間計画作成
- 年間計画を細分化した3ヶ月後の計画作成
- さらに月次計画作成
- 月次計画をさらに細分化した一週間単位の計画作成
最も細かい単位は「日次計画」だそうですが、週次計画の段階である程度決まっているので、それほど変更はないそうです。
こうやってい立花さんは自分の夢を目標に落として、さらに計画に細分化して実行されているそうです。
僕もこの本を読む前から目標を立てて実行計画を立てるということをやっていましたが、ここまで細くはやっていませんでした。
それからこの本を読んだことにより、今ではこの方法を取り入れて実行しています。
そして大事なのは計画の達成具合を振り返るためのレビューです。
立花さんは毎日行う日次レビュー、1週間単位で行う週次レビュー、そして月末に行う月次レビュー、さらに年末に年次レビューを行っているそうです。
立花さんはこれらをアプリやクラウドを活用することにより実現されています。
僕もこのレビューを実行するようになりました。
レビューは計画に対してどれだけ自分が実行できているのか、もしできていないのであればなにが原因だったのかを確認することができるので非常に有効な手段だと思います。
「個人情報発信」としてのブログのすすめ
今はTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSが発達して、誰でも情報発信できるようになりました。
そんな中、立花さんは「ブログが情報発信における究極の形」と言います。
それらの理由については本の中に書いてありますが、やはり一番の理由は文字制限なく自分を表現できるということではないでしょうか。
そのブログを始める上で、立花さんは最初にやるべきことは以下のことだと書かれています。
1.ブログのミッションを決める
2.ブログの優先順位を決める
3.やめることを決める
1については”ブログを通じて自分はどうなりたいのか”ということを決めるということです。
僕はブログは始めた当初はこのへんをはっきりさせていなかったのですが、今では「僕が得た情報や知識や日々の生活を通して、僕から発せられる情報を分かりやすく伝えていく」という気持ちでブログを書いています。
このミッションはこれからも変わる可能性がありますが、やはりブログを書く上で自分はどうしていきたいのかということを決めておくことは大事なことでしょう。
2についてはブログを書く時間をどれだけ割くのかということです。
僕は具体的に書く時間を決めているわけではないでのですが、1時間くらいは使っています。
3についてはブログ以外の時間をどれだけ削減するかということです。
当然ながら1日は24時間しかありません。
そんななかブログを書く時間を確保したら、当然なにかを削減しなくてはいけなくなります。
今までだらだらと見ていたテレビを見るのをやめるとか、社内の飲み会にあまり参加しないようにするなどです。
これらのことを決めるとブログを書く時間も確保できるのではないでしょうか?
ただ、時間を決めてもなかなか文章を書けないという方もいらっしゃると思います。
でも、立花さんは「慣れれば簡単になる」と言います。
立花さんのセミナーに参加するとよく言われているのが「質より量より更新頻度」という言葉です。
とにかく書くことが大事だということです。
僕も今年の3月からブログを毎日更新していますが、そうすることによって文章を書くことに慣れ、長文を書くのもあまり苦にならなくなりました。
そして、大切なことは自分の「好き」「楽しい」を大切にするということ。
これがないとなかなか続きません。
そのためには、自分が好きなこと、興味があることを書くことが大事だと思います。
おわりに
今回、第一回目の書評として僕がメンターとして慕っている立花岳志さん著の『ノマドワーカーという生き方』を紹介しました。
冒頭にも書きましたように、この本は僕にとって生き方を改めて考えさせてくれた一冊です。
また、それまであまり力を入れていなかったブログにも力を入れるようになりました。
ノマドワーカーという生き方を必ずしもおすすめするわけではありませんが、今の時代誰でも自由に情報発信できる時代です。
ブログという媒体を使って、もしかしたら自分の世界がもっとすごいものになっていく可能性もあります。
ブログに興味がある人もない人も、この本を読んでブログの可能性を感じてみてはどうでしょうか?
『ノマドワーカーという生き方』 書籍情報
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