最近、キャンプが流行っていますね。自然のなかでゆっくりと過ごすことで、日常とは違った気分を味わえることができます。
1人でゆっくりと楽しむソロキャンプも流行っていますね。
ただ、キャンプをするには道具なども必要ですし、いざ始めようと思っても初心者の人には敷居が高いでしょう。
そんな人が気軽にキャンプの雰囲気を楽しめるということから流行っているのが「グランピング」。
テントや道具、食材などの準備をしなくても、その現地に行けばキャンプ気分を味わえてしまうのが特徴の一つです。
現在はいろんな地域にグランピング施設ができています。
今回はそのグランピング施設の中から、栃木県高根沢町にある道の駅たかねざわに併設されている「Takanezawa Trailers BASE(タカネザワ・トレーラー・ベース)」をご紹介!
気軽にキャンプ気分が味わえるのはもちろんなんですが、ここは他とは違いトレーラーハウスを利用した施設なんです。
この記事では「Takanezawa Trailers BASE」のトレーラーハウスの設備や食事、周辺の様子、実際に宿泊した際のレポートを紹介していきます!
目次
「Takanezawa Trailers BASE(タカネザワ・トレーラー・ベース)」について
今回紹介する「Takanezawa Trailers BASE(タカネザワ・トレーラー・ベース)」は、栃木県塩谷郡高根沢町にあるグランピング施設です。
道の駅たかねざわ・元気あっぷむら 内に併設されています。
周囲は豊かな自然に囲まれ、ウグイスが鳴いているのどかな雰囲気の場所にあります。
この「Takanezawa Trailers BASE」の特徴は、宿泊棟にトレーラーハウスが使われていること。アメリカ・フォレストリバー社のトレーラーハウスです。
周囲には湖があり、そこを取り囲むように15棟のトレーラーハウスが隣接されています。
「Takanezawa Trailers BASE」〜 おすすめしたい人
「Takanezawa Trailers BASE」はこのような人におすすめです!
- グランピングをやってみたい人
- トレーラーハウスに宿泊してみたい人
- 湖の近くに宿泊してみたい人
トレーラーハウスについて
では、まず宿泊棟であるトレーラーハウスについて紹介しましょう!
グランピングの特徴は、道具など特になにも用意せずに気軽にキャンプ気分が味わえること。
ということで、この「Takanezawa Trailers BASE」も宿泊するための一通りの設備やアメニティなどが揃っています。
それでは、まず外観から。
トレーラーハウス外観
トレーラーハウスは、アメリカ・フォレストリバー社のものが使われています。
全長約9メートルほどです。ちょっと小さいサイズをイメージしていましたが、かなり大きいです。
リビング、キッチン
入り口から入って左側すぐに見えてくるのはリビングスペース。
そんなに広くはありませんが、ソファが2つ設置してあり、くつろげる空間となっています。もう1つはこの向かい側に設置されています。
そして、同じく向かい側にはキッチンが。
キッチンのシンクはスペース確保のためか、通常はフタがしてあります。これを開けると……
シンクが使えるようになります。
水道の蛇口は幅広く動かせるようになっています。また、ボタンで冷水と温水が切り替えられます。
キッチンには冷蔵庫も設置されています。
かなり大きめの冷蔵庫。お酒やドリンク類はここに入れて冷やせておけます。
また、電子レンジやオーブンレンジも設置。ただし、ただし写真下のオーブンレンジの方は使えない状態になっています。
リビングには、小さいながらもテレビが設置されており、オーディオもあります。自分のスマホなどに入れている音楽もここに接続することで聴けます。
また室内はWi-Fi完備です。
洗面台、トイレ、シャワー
入り口の右側には、、洗面台、トイレ、シャワールームがあります。
狭いですが、水はしっかりでます。ここもキッチン同様、冷水、温水どちらも出るようになっています。
洗面台の裏にはトイレが。なんと洗浄器付きです!
トレーラーハウス内にはバスルームはありませんが、シャワーがついています。
シャワーも冷水、温水どちらも使えるようになっています。
お風呂に入りたい場合は、道の駅たかねざわ・元気あっぷむらにある天然温泉施設を利用することになります。(トレーラーハウス宿泊者は無料)
ベッドルーム
さらに右側奥に進んでいくと、ベッドルームが。部屋は狭いですが、ベッドはダブルサイズの広さがあります。
天井が低いため、やや窮屈さを感じるかもしれません。トレーラーハウスなので、これは仕方ありませんね。
フリーサイズの作務衣が用意されているので、寝るときの服は持っていく必要はありません。
バーベキュー用テラス席
トレーラーハウスを出てすぐのところにバーベキューができるテラス席があります。
ガスバーベキューグリル(写真左奥)がしっかり設置されています。
テーブルとチェアも設置されており、夕食、朝食ともここでいただけます。(もちろん、トレーラーハウス内でも飲食可能)
また、ビニールシートで覆われているので、雨が降っていてもここで飲食可能です。
その他設備
アメニティグッズ、タオル類、ドライヤーなどはテーブル横にあるワゴンに置かれています。
また、アメニティグッズは巾着袋にまとめられています。
和のテイストが感じられますね。
袋のなかにはこのようなアメニティグッズが。
まずは基本的なものから。
奥の左側から、コンディショナー、ボディソープ、シャンプー、マウスウォッシュ。そして、手前右側奥から、歯ブラシ・歯磨き粉、ヘアブラシ、カミソリ。左側がボディタオルです。カミソリ以外は女性も共通です。
そして、女性の宿泊者のみについてくるアメニティグッズがこちら。
一番上のものがDHCの化粧水などのセットアイテム。右下が髪を結うためのゴムバンド、左下がコットンセットです。
結構良いものが揃えられています。
食事について
グランピング施設では、夕食と朝食をしっかり用意してもらえるので、こちらで食材を準備していく必要はありません。
夕食ではバーベキューを、朝食ではおにぎりセットがいただけます。
ただし、食べ物の持ち込みはできませんので注意してください。どうしても、夜食などが必要な場合には、道の駅たかねざわ・元気あっぷむら 内にあるショップ、もしくはTakanezawa Trailers BASEの管理棟内にあるショップで購入できます。
また、飲料のほうは提供されていませんので、事前に準備して持っていく必要があります。
こちらも道の駅内の農産物直売所でも販売されていますので、もし買い忘れてしまった場合でも安心です。
「Takanezawa Trailers BASE」周辺について
最初のほうで紹介したように、「Takanezawa Trailers BASE」は道の駅たかねざわ・元気あっぷむら に併設されている施設です。
道の駅周辺にはショップや農産物直売所などがあります。
ちょっとした広場もあり、レストランなどが併設されています。
また、嬉しいのは道の駅の本館内にある温泉施設を利用できること。天然温泉で広さもあるので、ゆったりと疲れを癒せます。
しかも「Takanezawa Trailers BASE」の宿泊者はなんと無料で利用できるんです!
キャンプ気分も味わいながら、温泉も楽しめるなんてなんて贅沢でしょう!
「Takanezawa Trailers BASE」のマップ、アクセス
マップ
アクセス
「Takanezawa Trailers BASE」までは、車・バイク、もしくは電車(ただし、駅からはタクシーか送迎バスが必要)で行くことができます。
それぞれのアクセス方法は次のとおりです。
車・バイク
- 東京方面から
東北自動車道 宇都宮I.Cより約30分 - 茨城方面から
北関東自動車道 真岡I.Cより約30分 - 福島方面から
東北自動車道 矢板I.Cより約40分
- 東京方面から
電車
- 宇都宮線「宝積寺駅」下車
送迎バスで約15分(宿泊者のみ、要事前予約)
「Takanezawa Trailers BASE」〜 宿泊レポート 2021年6月
2021年6月18日から1泊2日で、奥さんと一緒に利用しました。
「Takanezawa Trailers BASE」までの道のり
当日は電車で移動。最寄り駅であるJR宇都宮線「宝積寺駅」まで移動しました。
宝積寺駅に来たのは初めて。駅舎のデザインが素敵だな〜と思っていたら、なんと東京オリンピック2020で使用される国立競技場を設計された隈研吾さんの設計事務所でデザインされたのだとか。確かに納得のデザインです。
駅周辺はとても静かで、ゆったりとした時間が流れていました。
駅から道の駅たかねざわ・元気あっぷむら までの移動は、事前予約していた送迎バスで。
駅に到着した時点でバスの運転手さんが待っていたので、早速バスに乗車し移動開始しました。
そして、バスで移動すること15分ほど。道の駅に到着。
まず、受付をするために本館に。
道の駅なのに立派な建物!ここはトレーラーハウス以外にも宿泊施設があるので、本館がこんなに立派なんでしょうね。
ここでチェックインを済ませ、トレーラーハウスがある湖周辺までは歩いて移動しました。(バスでも送迎してもらえるとのことでしたが、僕らは歩いていくことにしました)
途中、看板があるのでそれに沿って行きます。
こういった看板がいくつか設置されています。この案内通りに歩いてきます。
本館からは歩いて5分ほどの距離があります。
そして、無事に「Takanezawa Trailers BASE」に到着。
トレーラーハウスの管理棟はこちらにあるので、ここでカギを受け取り、トレーラーハウスの使い方などの説明を受けました。
トレーラーハウスの様子
トレーラーハウスに宿泊するのは初めてだったので、とてもワクワクしていましたが、一方で使い勝手はどうなんだろうという気持ちもありました。
でも、実際に中に入ってみると「家と同じ感じでくつろげるやん!」とびっくり。
キッチンや洗面台は普通に水もお湯も出ますし、電子レンジも完備。トイレは水洗でしかも洗浄器付き。シャワーまであります。
テレビ、オーディオ、Wi-Fiも完備されていて、いたれりつくせりです。
そのなかで一苦労したのが、オーディオの設定。
トレーラーハウスに設置してあるオーディオは、iPhoneなどのスマホとBluetoothなどで接続して、スマホ本体に保存している音楽を聴くことができます。
ただ、このBluetooth接続で一苦労してしまいました。
説明書に接続方法が書かれているのですが、なかなかつながらず。
そして、ようやくつながって音楽が流れ始めるも音量が小さい。iPhoneのボリュームを上げるもどうも小さいんです。
あとで、従業員の人に確認してみると、外のスピーカーが鳴るように設定していたようでした。バーベキューなどしながら外でも聴けるようになっているんですね。
そのことを知らずに外に音楽を鳴らしていました。ちょっと恥ずかしかったです……
そのあと、室内のスピーカーに切り替えました(笑)。
嬉しいことに宇都宮市にある自家焙煎コーヒー豆店『チバコーヒー』が監修している「Takanezawa Blend」の豆を自分で挽いていただけるサービスが!
手動のミルが用意されていて、それを使って豆を挽きます。
こんな感じでミルにコーヒー豆を入れて挽きます。コーヒー豆を挽くのは何十年ぶりだったでしょうか。なかなか楽しかったです。
そして、豆を挽いたあと、ドリッパーを使ってコーヒーを抽出。
豆を挽いてすぐ抽出しているので、やはりとても美味しかったです!
ちなみに、コーヒー豆は1人1回分しか用意されていません。(気に入ったら、トレーラーハウス管理棟の売店や道の駅のショップで購入できます)
とはいえ、豆を挽いてすぐいただくコーヒーは格別ですよ!
夕食
ここ「Takanezawa Trailers BASE」はグランピング施設なので、食事は施設の方で用意してもらえました。
夕食はやはりバーベキュー。
「Takanezawa Trailers BASE」が2021年4月でオープンして1周年ということで、宿泊した期間は「開業1周年記念プラン」が用意されており、こんな料理をいただきました。
この日は「<1周年記念>ありがとう☆得々スタンダードBBQ 1ポンドプラン」を用意してもらいました。
食材は、以下のものがありました。
- ビーフ サーロインステーキ
- 骨付きチキン
- 白楊豚 ロースステーキ
- 那須豚 あらびきフランク
- ムール貝のオイル煮
- 季節野菜の丸ごとグリル
- 新鮮サラダ
- バゲット
- デザート
今回は肉づくしのセットでしたが、これとは別に海鮮付のセットもありました。
これらを焼くのはこのバーベキューグリル。
自分たちで焼かなければいけませんが、グリルの使い方については施設スタッフから事前にレクチャーがあります。
そして、焼き上がったステーキなどとともにビールで乾杯!
ビールのあとはワインもいただきました!
ちなみに、ビール、ワインとも道の駅内にある農産物直売所で購入したもの。農産物直売所には地元の酒造メーカーのお酒も販売されているので、コンビニなどで購入してもいいですが、地元のお酒をいただくのもおすすめです。
料理はかなりボリュームがあり、お腹いっぱいになりました。
入浴
トレーラーハウス宿泊者は道の駅にある温泉施設を無料利用できるということで、せっかくなのでその温泉施設を利用しました。
かなり立派な天然温泉施設。ナトリウム塩化物温泉の天然温泉です。
浴場は6種類あり、かなり広いです。
サウナもありますが、この日は新型コロナの影響で使えませんでした。
コロナ禍ということもあったのでしょう、この日温泉に来ているお客さんは少なめ。ゆったりと入浴できました。
ちなみに、タオル、バスタオルはトレーラーハウスに置かれているものを持っていく必要があります。ボディーソープやシャンプーなどは温泉施設に設置されています。
トレーラーハウス周囲の風景
トレーラーハウス周辺は自然があふれていて、ウグイスも鳴いていました。
トレーラーハウスのすぐ横には湖があります。
そんなに大きくはない湖ですが、水辺でなんだか落ち着きます。
日が落ちるとトレーラーハウスにも明かりが灯り、また違った雰囲気に。ロマンチックな雰囲気を味わえます。
朝食
翌日の朝食では、おにぎりセットを用意してもらえました。
地元 高根沢産のお米「とちぎの星」を使ったおにぎりや焼き鮭、たまごやき、みそ汁などがついています。こちらもかなりボリュームがあり、朝からお腹いっぱいになってしまいました。
今回の宿泊料金
1人あたり18,000円で、2名で36,000円でした。
全体的な感想
グランピング施設、並びにトレーラーハウスを利用するのは、今回が初めてでした。
トレーラーハウスはちょっと狭いのではないかと思っていましたが、そんなことはなく快適な広さでした。
設備、アメニティ、食事とどれも申し分ないくらいよかったです。
要望としては、送迎バスの時間を増やしてほしいこと。
送迎バスの時間は、駅からは14:30、施設からは10:00の便しかないんです。もう少し便が増えると、帰りに道の駅にちょっと寄ってみたいなこともできるので。
ただ、それ以外は文句なく素晴らしい施設でした!
自然あふれてリラックスできる環境だったので、また機会があれば宿泊してみたいです。
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