京都市内にはたくさんの神社仏閣が存在します。
今回紹介するお寺もその中の一つなんですが、他とはちょっと違う珍しいお寺。
そのお寺が「鈴虫寺(すずむしでら)」です。
名前からしてちょっと珍しいですよね。
実際にこのお寺は他のところとは違った、ちょっと珍しい特徴があるんです。
そんな「鈴虫寺」についての情報や観光レポートを紹介していきます!
鈴虫寺とは?
紹介する「鈴虫寺」は京都市内の観光名所の一つ「嵐山」にあるお寺です。
正式名を「妙徳山 華厳寺(みょうとくざん けごんじ)」といいます。
では、なぜ「鈴虫寺」と呼ばれているのでしょうか。
その理由は境内にあります。
なんと、このお寺の境内では鈴虫が年中鳴いているのです。
そして、このお寺の特徴として、鈴虫が鳴いている中で住職さんの説法が聞けること。
京都にはたくさんのお寺があり、観光でまわれるところも多いですが、住職さんの説法を聞けるところはあまりないのではないでしょうか。
また、お寺の境内に続く階段を登った先の山門前にはお地蔵様が。
このお地蔵様にもちょっと珍しい特徴があります。
なんとわらじをはかれているんです。
このお地蔵様のお名前は「幸福地蔵菩薩(こうふくじぞうぼさつ)」と言います。
通常、お地蔵様は裸足ですが、このお地蔵様はなぜわらじをはかれているのか?
それはお地蔵様が願いを叶え、お救いの手を差し伸べるために、自分たちのところまで歩いて来られるからだそうです。
なんとも珍しいお地蔵様ですね。
「鈴虫寺」はこのように、他のお寺にはない珍しい特徴があるお寺なのです。
鈴虫寺 〜 基本情報
通称:鈴虫寺(すずむしでら)
開山者:鳳潭上人(ほうたんしょうにん)
住所:京都府京都市西京区松室地家町31
電話番号:075-381-3830
FAX番号:075-381-3841
E-Mail:info@suzutera.or.jp
開門時間:9時
閉門時間:17時(最終受付:16時30分)
ホームページ:https://www.suzutera.or.jp/
拝観料金
高校生以上500円、中学生以下300円(お茶・お菓子付き)
マップ・アクセス
鈴虫寺までのアクセス
お寺までのアクセスについては、以下のサイトをご確認ください。
鈴虫寺 〜 観光レポート 2021年11月
奥さんとの2021年11月12日(金)〜14日(日)の京都旅行期間中、13日(土)に奥さんのお友達とパートナーの方、そして我が夫婦の4人で訪れました。
観光当日の様子
京都の市街地から嵐山までは電車で移動。
その後、そこからタクシーに乗ってお寺近くまで移動しました。
そこからしばし歩くことに。
境内まではやや長い階段が。
この階段を登りきると、お寺の山門が見えてきました。
しかし、ここでしばし待たされることに。
というのも、説法は30分くらい行われ、1時間単位で入れ替わるようになっているからなんです。
だから、前の説法が終わってないと、山門の外で待機することになります。
ということで、20分くらい待たされたでしょうか。
前の説法が終わり、境内の中に案内されました。
説法が行われる書院に入ると、鈴虫の声が。
部屋の奥には鈴虫が入った水槽が置いてあります。そこにはなんと6000匹ほどの鈴虫がいるそう。
これだけたくさんの鈴虫の音色を聞いたことがなかったので、驚きでした。
しばらくすると住職さんが登場し、説法が始まりました。
説法というと仏教に関する話をされるんですが、関西・京都のお寺の住職さんだからか話がとても面白いんです。説法というより漫談です(笑)。
クスッと笑ってばかりでした。
でも、しっかりとためになるお話を聞けました。
説法が終わると、「幸福御守」という黄色のお守りを購入できます。1つ300円です。
このお守りを手にはさみ、山門前に立っているお地蔵様にお願いごとをすると、その願いを叶えていただけるのです。
ということで、我々も購入して、お地蔵様にお願いごとを。
他の皆さんも同様にお参りしているので、お地蔵様の周りにはかなりの人混みが。
拝観後、再びタクシーに乗って、嵐山駅周辺まで戻ったのでした。
1回の説法で50人くらいの人が集まっていたので、とても人気があるお寺であることが伺えました。
コロナ禍でなければ、さらにたくさんの観光客が集まるんでしょうね。
たくさんの鈴虫が鳴いているとても珍しいお寺。住職さんの説法もとても面白く、とてもためになる話でした。
行った甲斐がありました。
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