『定年後のお金の不安を解消するならこの1冊! 定年ひとり起業マネー編』 表紙

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書評『定年後のお金の不安を解消するならこの1冊! 定年ひとり起業マネー編』 by 大杉 潤:定年後のお金の不安を解消してくれる40代の人にもオススメな一冊【ブック・書評】

今回紹介するのは、大杉 潤さん著『定年後のお金の不安を解消するならこの1冊! 定年ひとり起業マネー編』 です。

定年後で一番心配なのは「お金」のことではないでしょうか。

年金だけでやっていけるのか、貯蓄はいくらいあればいいのかなど、不安要素を考えれば次から次に上がってくるでしょう。

でも、定年前にこの不安をできれば解消しておきたいもの。

『定年後のお金の不安を解消するならこの1冊! 定年ひとり起業マネー編』 には、その定年後のお金の不安を解消する方法が紹介されています。

著者は元銀行マンである、大杉 潤さん。元銀行マンなので、紹介されている内容にはとても信憑生があり、非常に参考になります。

この記事では、『定年後のお金の不安を解消するならこの1冊! 定年ひとり起業マネー編』 の中から一部を抜粋して紹介するとともに、この本を読んだ僕の感想を紹介していきます!

※この本は著書である大杉 潤さんから献本いただきました。大杉さん、どうもありがとうございました。

『定年後のお金の不安を解消するならこの1冊! 定年ひとり起業マネー編』 〜 著者紹介

あらためて今回紹介する本はこちら。

著者である大杉さんは、日本興業銀行に22年間勤められたあと、東京都に転職。新銀行東京の創業メンバーに。

その後、人材関連会社、グローバル製造業の人事・経営企画の責任者を歴任されたあと、独立されています。

大杉さんは新入社員時代から年間300冊以上のビジネス書を、なんと40年間読み続けられています。さらに、読了した本のなかから約2600冊以上の書評をブログに公開。

今ではこれらの経験を活かして、ラジオ番組で本の紹介をされたり、会社の顧問などをされています。

実は、僕は大杉さんとは福岡で開催されたセミナーでお知り合いになり、その後たびたびお世話になっています。

今回もこの本を献本いただきました。

大杉さんが元銀行マンだったこととこれまでの転職などの経験を踏まえて、定年後にもお金に困らないための方法を紹介されているのが、この『定年後のお金の不安を解消するならこの1冊! 定年ひとり起業マネー編』 なのです。

定年後のお金の不安を解消するためには……

皆さんが定年後のことで一番不安に思っているのは「お金」のことでしょう。

「健康」も気になりますが、健康を保つにもお金が必要になってきます。

現代は「人生100年時代」と言われ、定年後も40年近く生きていくことになる時代です。

年金はもらえることになっているにせよ、それだけでは日常生活を送っていくのはなかなか難しいでしょう。

また老後2000万円は必要になるとも言われており、貯金せねばと焦っている人もいるのではないでしょうか。

しかし、20代前後の人ならまだしも、40代以上で貯金があまりないという人にとっては、今からここまで貯金を貯めるのも大変です。

では、貯金がない定年間際の人はどうしたらいいのでしょうか。

大杉さんは大きく以下の4つの視点で、それぞれ必要なことを紹介されています。

  1. 会社員の経験を活かして起業し、年金プラスアルファの収入を目指す
  2. 自分がもらえる年金額を把握し、年金の繰り下げも考える
  3. 投資商品で少しでもお金を増やす
  4. 「終の住居」としての家をどうするか考える

ここからは、それぞれについて簡単に紹介していきます。

会社員の経験を活かして起業し、年金プラスアルファの収入を目指す

まず①は、この本のタイトルにある「定年ひとり起業」についてです。

言葉通り、定年後に起業して、仕事をしながら少しでも収入を得ていく方法です。

ただ、定年後にそんなことできるのかと疑問に思う人もいるでしょう。

確かに、定年の年齢では体力的に若い人に劣りますし、頭の回転も遅いかもしれません。

しかし、これまでに会社などで仕事をした経験やスキルがあるはずです。

自分は仕事ができなかったと思っていても、ある分野で仕事をしていた人は、まったくその分野にたずさわっていなかった人からすると専門家です。

「定年ひとり起業」は、これらの経験やスキルを活かして、できる範囲で起業する方法です。

具体的には3つの得意分野を作り、それを掛け合わせた仕事の仕方を推奨されています。

自分がもらえる年金額を把握し、年金の繰り下げも考える

②は年金について。

定年後、年金支給年齢になれば、基本的に年金をもらえることになっています。

ただ、人生100年時代を考えたときに、それだけでは生活費をまかなえくなる可能性は高いでしょう。

そこで、大杉さんは起業して収入を得つつ、年金については支給される時期を遅らせる「繰り下げ」を推奨されています。

繰り下げすることで、年金支給額を増やすことができます。

具体的には、自分が実際にどのくらい年金をもらえるのかを把握した上でどうしていくか考えなければいけませんが、その方法については本の中で具体的に説明されています。

投資商品で少しでもお金を増やす

次の③は、投資商品について。

長年同じ会社で働いてきた人は、定年後まとまった額の退職金をもらえるでしょう。

しかし、ここで気が緩んで、よく理解せぬまま同じ投資商品を一気に購入してしまう人もいます。

でも、それではその投資商品の成績が悪いと、一気にお金が減ってしまう可能性があります。

著書である大杉さんは元銀行マン。

この本では、その大杉さんの視点から、比較的手数料がかからない、オススメの投資商品が紹介されています。

「終の住居」としての家をどうするか考える

そして最後の④は、定年後の住居について。

定年後は住むところも重要になります。

大杉さんは、今後は人生の最期を迎えるのは病院や介護施設ではなく、自宅になる人が増えてくるのではないかと予想されています。

その上で、定年後の住居は非常に重要になってくるわけです。

また現在、持ち家を持っていたとしても、人生100年時代を考えると、当然、修繕などをする必要が生じてくるでしょう。

定年後すぐであればまだいいですが、だんだんと歳をとっていくと、修繕を依頼するのも大変になってきます。

そういったことを踏まえた「終の住居」についてのオススメの考え方が紹介されています。

最後には「老後資金の作り方」年表も!

本の最後の章には老後資金の作り方年表として大杉さんの例が紹介されています。

この年表をもとに、自分が置かれた環境や仕事、家庭状況に合わせてアレンジできるようになっています。

読書後のぐう的感想

定年後のことを考えるとやっぱり気になってくるのが「お金」のこと。

僕は今はフリーで働いているので定年という区切りはありませんが、それでも老後のお金のことは気になるものです。

この本では、定年後、起業することを推奨されています。

現代は「人生100年時代」。100年生きるとなると、定年後も40年間生きていくことになります。

だとしたら、定年後、日常生活をこなしていくだけではもったいない気がします。

また、社会との接点がなくなると、人間はだんだんとボケてきたり、活力がなくなってきます。

そうならないために「定年ひとり起業」をすることは必要なことかもしれません。

なかには「せっかく会社での仕事をしなくてよくなったのに、また仕事をしなくちゃいけないの?」と思う人もいるかもしれません。

でも、この本の中でも語られていますが、仕事というのはイヤイヤやっているから辛いのです。

自分が好きな仕事、楽しいと思える仕事をしていれば、「まだまだ仕事を続けたい」と思えるものです。

実際、僕は現在、ライティングやサイト制作の仕事にたずさわっていますが、これらの仕事を辞めたい!と思ったことはありません。それはこれらの仕事が好きで楽しいからです。

「また仕事をしなくちゃいけないの?」と思っている人は、今からでも自分が仕事にできそうな、好きなこと、楽しいことを探してみるのもいいのではないでしょうか。

この本には起業に関すること以外に、年金のことや大杉さんのオススメ貯蓄商品、定年後に生活する居住住宅に対する考え方についても紹介されています。元銀行マンだった大杉さんの紹介なので、とても参考になりました。

僕は現在フリーとして働いていますが、老後のお金に関しては今の状態ではまだまだです。

さらに実は僕自身ファイナンシャルプランナーの資格を持っているんですが、それをほとんど活用できていませんでした。

この本の読んで、あらためてそれらの知識も活用していこうと思った次第です。

この本で紹介されている内容をもとに、年金の確認や今後のマネープランについて考えていきたいです!

まとめ 〜 定年間際の人だけではなく、定年が近づいている40代の人にもオススメしたい

今回は、大杉 潤さん著『定年後のお金の不安を解消するならこの1冊! 定年ひとり起業マネー編』 を紹介しました。

元銀行マンだった大杉さんが書かれているので、とても信憑生があり、参考になりました。

定年後に必ず不安になるのがお金のこと。

この本にはそれを解決するための方法が紹介されています。

定年間際の人はもちろんのこと、定年が段々と近づいている40代の人にもぜひ読んでもらいたいオススメの一冊です!

今回紹介した本はこちら

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