熊本市内で一番の観光名所といっても過言ではない「熊本城」。
熊本市民からも愛されているお城です。
そんな熊本城は、2016年4月14日、16日に発生した熊本地震で石垣や櫓などに大きな損害が。その痛々しい姿に熊本市民は悲しみました。
それから6年。現在、復旧工事が進んでいます。
そして、2019年10月からは特別公開が始まり、2021年10月からは天守閣の内部公開も始まっています。
少しずつ復旧が進んでいる熊本城です。
そんな内部公開が始まった天守閣に、先日15年ぶりくらいに登ってきました。
ごの記事では復旧でよみがえった天守閣などを紹介するとともに、僕が実際に天守閣に登ったときの感想をレポートしていきます!
目次
熊本城について
熊本城は熊本市中央区にある観光名所の一つで、熊本市でもっとも有名なところです。
大阪城、名古屋城とともに三名城の一つとされています。
築城したのは加藤清正(かとうきよまさ)公。慶長6年(1601年)から7年の歳月をかけ築城しました。
加藤清正公は熊本城を築城しただけではなく、治水など現在の熊本の基礎を作ったともされており、熊本県民からは「せいしょこさん」の名称で親しまれています。
そんな加藤清正公は築城の名手でもあったため、熊本城は難攻不落の城とされており、明治10年に起こった西南戦争では官軍が籠城しその真価を発揮。
ただ、その時の火災により天守などは焼失し、その後、再築されています。
そして、2016年4月に発生した熊本地震。この時にも熊本城は大きな被害を受けました。
石垣や櫓などは崩れ落ち、現在も復旧工事が進んでいます。
そんななか、2019年10月からは特別公開も始まり、2021年10月から天守閣の内部公開も始まっています。
熊本城情報
- 住所:熊本県熊本市中央区本丸1-1
- 電話番号:096-352-5900
- 開園時間:9:00〜16:30
- ホームページ:
僕と熊本の関係
実は、僕は熊本ととても関係があるんです。
母親の実家が熊本県内(玉名市)にあったため、子供の頃はお盆などによく行っていました。
また、大学時代を過ごした土地でもあり、さらに2016年から3年間は熊本市内に住んでいました。
奥さんの実家も熊本市内にあります。
ということで、僕にとって熊本はとても関係が深いところなんです。
熊本城にも何度か観光で訪れたことがありました。
それだけに、2016年の熊本地震で被害にあった熊本城を見た時にはとても悲しい気持ちに。
しかし、復旧していく姿を見ていると、改めて熊本城の力強さみたいなものを感じていました。
そして、2019年10月からは特別公開が開始。
ただ、この時には僕は東京に引っ越して住み始めていたので、なかなか行くことができずにいました。
そんななか、2022年3月に所用で熊本の奥さんの実家に帰省した際に、内部公開が始まった天守閣に行くことができました。
ここからは、その時の熊本城の姿を紹介していきます!
内部公開が始まった熊本城を見学! 〜 2022年3月
熊本城を見学に行ったのは2022年3月13日(日)。
この日の熊本県内はまん延防止法が適用中でした。
そのためか人手は結構少なく感じました。
入場チケット購入
天守閣に登るためには、まず入場チケットを購入しなければいけません。
その前に新型コロナ対策として、チケット売り場前で新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のインストール確認(代表者1名のみ)と、アルコール消毒を。
そして、その横にあるチケット売り場で入場券を購入しました。
入園券売り場は北口と南口、二の丸の3箇所あります。
また、WEBで事前予約もできます。
熊本城 特別公開入園料
- 高校生以上:800円(640円)
- 小・中学生:300円(240円)
- 未就学児:無料
()の料金は団体料金 ※有料入園30名以上
いざ、天守閣へ!
熊本城は内部公開されているものの、まだ復旧途中のため、見学できる範囲は限定されています。
そんななか、天守閣まで歩いていきました。
こんなに間近に熊本城を見るのは15年ぶりくらい。
熊本城はこの黒塗りの壁が特徴。男性らしさが感じられて、カッコいいですね。
天守閣への入口側から見た熊本城。地震後の復旧中は天守閣の周りに足場が組まれ、クレーンが設置されていましたが、今はそれらが取り外され、このように見事な姿に蘇っています。
天守閣への入口はこの右側。
入口に近づくと、そこには復旧中の姿も。このように、まだいたるところにビニールシートがかけられていたりして、まだまだ復旧は終わってないんだなと思わされます。
天守閣入城
そして、入口で購入したチケットを見せ入場。
城内も復旧工事できれいに整備されていて、展示物も以前に比べて見やすくなっていました。
入口を通ってすぐのところには「石階段」の展示が。
展示物の前には説明があり、分かりやすくなっています。
熊本城は加藤清正公の死後、細川家が入城しています。
天守閣内部では加藤時代、細川時代、そして近代、現代と階数を変えてそれぞれ紹介されています。
加藤時代の天守閣の模型。内部まで細かく作られていて、かなりリアルです。
こういった展示物を見ながら階を上がっていき、天守閣最上部へ。
ここからは熊本市内が一望できます。
熊本市街地側の風景。ホテルなどが立ち並んでいます。
奥には阿蘇山の姿も。
この風景を見るのも15年ぶりくらいでした。
こうやって見ると、熊本城天守閣がかなり高い位置にあるのが分かります。
これは熊本市内南側の風景。
こちら側には加藤清正公時代の城下町が。現在もその面影が少し残っている地域です。
二の丸広場(写真上部)にはステージが設置され、なにかイベントが行われていました。
そして、天守閣を出て再び広場に。奥には本丸御殿があります。
この日のぐう的感想
この日の熊本はまん延防止措置法がまだ適用されていたので、人手は思ったほど多くなかった印象。
その分ゆっくり見学できて良かったです。
約15年ぶりに間近に見た熊本城。まだ復旧途中とはいえ、現在の姿を見られてとても嬉しかったです。
熊本地震発生後、しばらくして僕も熊本に来たわけですが、そのときの熊本城の姿はとても痛々しく、本当に前の姿に戻れるのか?とも思っていました。
でも、こうやって天守閣を見学できるまでになり、ちょっと安心しました。
ただ、熊本城が完全復旧するのは2037年度。まだまだ時間がかかります。
天守閣は内部公開できるまで復旧しましたが、周囲を見るとブルーシートがかけられていたり、石垣が崩れ落ちたままのところがあったりと、まだまだ復興途中であることを物語る箇所が何か所も見られました。
とはいえ、天守閣をはじめ、その周辺の観光はできるようになっています。
ぜひ、全国の皆さんにも熊本に来ていただいて、現在の熊本城ならびに天守閣からの眺めを楽しんで欲しいです!
熊本城がある熊本市街地までのアクセス方法はこちらで!
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