熊本県の西側に位置する天草諸島。
天草諸島には大小120余りの島々があり、周りは海で囲まれているため海の幸が豊富な土地です。
また、温泉地としても有名で温泉旅館もたくさんあります。
その数ある旅館の中から、今回は上天草地域にある「五橋苑」をご紹介!
ロケーション抜群の旅館で、海を見ながらゆったりとした時間を過ごせる旅館です。
景色がいいので、ワーケーションにも使えそう。
今回は、この「五橋苑」の旅館情報と、僕が実際に宿泊した際のレポートを紹介していきます。
それでは、いってみましょう!
目次
五橋苑 はこんな旅館
今回紹介する五橋苑は、熊本県上天草市松島町にある老舗旅館。
天草は大小120余りの島々からなる諸島で、九州本土からは天草五橋という5つの橋で結ばれています。
この「五橋苑」はその名の通り、5番目の橋「五号橋」を渡ってすぐのところにある旅館です。
そのため、旅館の窓からは五号橋が見える絶好のロケーションの部屋も。
そんな風景を見ながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
五橋苑 〜 宿泊レポート 2022年5月
ここからは実際に「五橋苑」に宿泊した際の様子をレポートしていきます!
宿泊したのは2022年5月。この日は初夏の陽気で気持ちいい天気の一日でした。
熊本市内から移動し、途中、道の駅に立ち寄りながら旅館へ。
天草五橋を渡りながら移動し、最後の五号橋を渡って5分ほど行くと旅館の看板が見えてきました。
その看板の案内通りに進んでいくと、旅館の建物が見えてきました!
旅館の外観と周辺
駐車場に車を停め、旅館の建物に。
老舗旅館なので、外観からは歴史を感じる箇所も。
旅館の横には海が広がっていて、素晴らしい風景が広がっていました。
子供の日も近かったので、旅館にはこいのぼりが。
都会ではこういう風景をあまり見られなくなっているので、なにか懐かしさを感じました。
ちなみに、手前に見える船は天草で採掘される石灰を運ぶためのものだそうです。
旅館の近くにはお土産屋さんと旅客船乗り場があります。
ただ、残念ながらお土産屋さんの方は閉店していました。観光地であることを示す看板もさびれていました。昔はかなり栄えていた地域だったのでしょう。
一方、旅客船乗り場の方は営業されていました。乗客は少ないようでしたが。
ちょっと残念な風景でしたが、観光客が少ない分、静かでゆったりとした時間を過ごすには絶好の場所です。
旅館内の様子
旅館の中に入ると、すぐにフロントが。
ただ、フロントには中居さんなどはおらず、置いてあったベルを鳴らして呼ぶスタイル。
ベルを鳴らすと大旦那さんと女将さんがお出迎えしてくれました。とても人柄が良いお二人です。
宿泊した部屋の様子
その後、女将さんにこの日宿泊する部屋まで案内していただきました。
今回宿泊した部屋はかなり広めの和室。
しかも窓から海が見えるという、絶好のロケーションにあるお部屋。
天草五橋の一つ「五号橋」も奥に見えます。
ちなみに、Wi-Fiは1階のロビーでは使えますが、客室では使えません。
洗面台
洗面台は部屋の窓側にあります。
アメニティ類としてはみがきセットが置いてあります。あと、ドライヤーは固定型です。
お風呂
旅館内には松島温泉の浴場がありますが、客室にもお風呂が設置されています。
一般のマンションに設置されているお風呂と同じくらいの広さです。
トイレ
トイレ内も古さが目立ちまずが、トイレはウォシュレット付きで清潔感もあります。
食事
この旅館では夕食、朝食両方をいただけます。
しかも夕食は部屋食。他の宿泊客のことを気にせず、ゆっくりと食事ができます。
夕食
天草は海に囲まれている地域なので、海の幸が豊富。
この旅館でももちろんその海の幸を使った料理がたくさん味わえます。
今回いただいた料理たちを紹介していきます!
今回いただいた料理のなかで一番驚いたのが、天然鯛とひらめのお刺身盛り合わせ。しかも鯛のお頭つき!上天草で獲れる天然鯛とひらめがこれでもかと盛りつけられています。
とても豪華な刺盛り。
これだけでも十分な感じがしますが、このあとも上天草の海の幸を使った料理が次々と!
次にいかのお刺身。こちらは一緒に添えられているうずらの卵をつけていただきます。ちょっと珍しい食べ方ですが、天草の方はこうやって食べることが多いそうです。
いかの身は比較的淡白ですが、うずらの卵をつけることで濃厚さが増します。
海の幸が豊富な天草の皆さんはさすがに美味しい食べ方を熟知されていますね。
さらに、たこのお刺身も。プリプリとした食感が味わえます。
もずく酢。酢はそんなに酸っぱくなく、まろやかな味。
さらに鯛は塩焼きでもいただけました。鯛の身は柔らかく、塩加減もちょうどよく、とても美味。
まだまだ料理は続きます。
続いては、白身魚の南蛮漬け。白身魚は揚げてありますが、酢漬けしているのでさっぱりいただけます。
そして、茶碗蒸し。上には釜揚げしらすがのっています。海の幸が豊富な天草ならではですね。しらすの塩味がいいアクセントになっています。
天草は車海老が獲れるところとしても有名。ということで、この旅館でも車海老が提供されます。生のままか塩焼きするかを選べます。今回は塩焼きでいただきました。
殻まで丸ごといただけます。殻のパリッとした食感と、海老の身のプリッとした食感が味わえます。
料理も終盤にさしかかってきました。こちらは、旬の食材を使った天ぷら。ここでも海老が登場。他にかぼちゃなどの野菜の天ぷらもありました。
一緒に添えられている塩につけていただきます。
食材そのものの味が感じられました。
そして、あさりの味噌汁。あさりの出汁がしっかり出ていて、最後の締めとしてぴったりでした。
写真は撮れませんでしたが、このほかにご飯とお新香、そしてデザートとしてこの旅館のおばあさんが作られているおはぎが提供されました。
量、質ともに大満足の料理でした!満腹感で満たされました。
朝食
朝食は1階にある大広間でいただきました。
朝食にも海の幸が。朝食らしく、あっさりとした料理の数々で、量としてもちょうどよかったです。
宿泊時に撮影した写真たち
広縁から別角度で見た景色。レトロ感もあって懐かしさも感じます。
客室の窓から見た別角度の景色。どこまでも海が広がっているのがわかります。ここにずっといたくなるような景色です。
2日目の朝、起床してカーテンを開けるとそこには朝日が海面にうつる美しい風景が。
この風景にとても癒されました。
そして、朝食までしばし時間があったので、それまで旅館周辺を散策してみました。
旅館近くにある遊覧船乗り場の脇に遊歩道があり、素晴らしい風景を見ながら散策できました。右側にあるのが遊覧船。
道幅は結構広く、自転車でも走れそうです。
五号橋近くまで歩くことができ、間近に見られました。
この日もとても天気が良く、気持ちよく散策できました。
宿泊したぐう的感想
家族で経営されている老舗旅館「五橋苑」。
老舗ということで建物の古さは目立ちましたが、そこにレトロさもあり、時間がゆったりと流れているような感じがしました。
大旦那さんと女将さんも穏やかで、優しく接していただき、とてもリラックスして宿泊できました。
また、ビックリしたのが夕食の料理。
天草ということで海の幸は当然提供されるだろうと期待していましたが、期待以上の質と量。特に地元で獲れる天然鯛のお造りと、車海老の塩焼きは絶品でした。
さらに、なんといっても素晴らしかったのが、旅館の窓から見える景色。天草の海と五号橋を間近に見られ、この景色にとても癒されました。
部屋ではWi-Fiは使えませんが、デザリングを活用してワーケーションをするのも最高だと思います。この景色を見ながらだと仕事もはかどることでしょう。
とても癒された旅館「五橋苑」。また、宿泊してみたいです!
五橋苑の旅館情報
五橋苑 〜 詳細情報
マップ・アクセス
電車でのアクセス
JR三角線 / 三角駅下車。目の前にある産交バス本渡行に乗り約25分。遊覧船乗り場前バス停下車すぐ。
で下車。
バスでのアクセス
熊本桜町バスターミナル、もしくは熊本駅から産交バス本渡行快速バスに乗り約90分。遊覧船乗り場前バス停で下車すぐ。
車でのアクセス
九州自動車道松橋ICより国道3号線県道266線を約50分のところにある天草五橋「五号橋」を渡り一つ目の信号を道なりに左に下り二つ目の信号を左に曲がる。
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