今回紹介する本はわたなべりょうさん著『新しい写真の常識 あなたの写真は全部、正解。』です。
タイトルにあるように写真撮影術に関する本なんですが、これまでの本とは違う方法が紹介されています。
では、これまでの本と何が違うのか?そして、この本から何が分かるのか。
実際に読んでみた僕の感想とともに、この『新しい写真の常識 あなたの写真は全部、正解。』を紹介していきます!
目次
『新しい写真の常識 あなたの写真は全部、正解。』〜 著者紹介
あらためて、今回紹介する本はこちら。
著者であるわたなべ りょうさんは大手フォトストックサービスでトップクリエイターとして活躍されている方。
専門学校などに通っていたわけではなく、写真は独学で勉強されたのだとか。
この『新しい写真の常識 あなたの写真は全部、正解。』は、そんなわたなべさんだからこそ書けた本と言えるでしょう。
これまでとは違う新しい写真の撮り方を教えてくれる本
写真撮影術に関する本はこれまでもたくさん出版されています。
ただ、これまでの本はどちらかというと、露出や絞り、レンズなどカメラ側の設定や道具に関して説明されているものが多くありました。
それはそれでカメラや写真撮影に必要な知識ではあるんですが、そこを意識しすぎるがあまり、自分がイメージする理想の写真が撮れなかったり、道具ばかりを揃えてしまったりといった人もいるのではないでしょうか。
この本にはそういった技術的なことももちろん書かれています。そして、当然そういった技術的なことも写真を撮るためには必要です。
しかし、自分がイメージする写真や自分が本当に撮りたい写真撮るためには、それ以上に必要なことがあるということをこの本は教えてくれます。
自分がイメージする理想の写真を撮るために必要なことは「自分と向き合うこと」
自分がイメージする理想の写真を撮るためには、先ほども書いたように、カメラの仕組みや技術的なことを理解しておくことは必要です。
ただ、それ以上に必要なことは自分と向き合うことだとこの本には書かれています。
写真を撮るのに自分と向き合うというのはどういうことなのか?
それは、自分がイメージしている撮りたい写真はどんなものなのか、自分の中でしっかりと確立させるということです。
ただそれは、漠然とただ撮影していたのではできません。
場所や被写体、撮影する時間帯、構図など、さまざまなことを自分で実際に撮影して確認しながら、自分のイメージに近づけていくという作業が必要です。
それにはカメラの性能や道具といったものは関係なく、自分が撮りたい被写体をしっかり観察して、構図やカメラの設定などをいろんなと変えて、これが自分が撮りたい写真なのか自問自答しなから撮影を続けていく作業です。
そうした作業を続けていくうちに、自分がイメージする、自分が本当に撮りたい写真が確立してくるということです。
カメラの性能や道具うんぬんよりも、まずは自分自身としっかり向き合うこと。これが自分のイメージする理想の写真を撮るために必要なのです。
『新しい写真の常識 あなたの写真は全部、正解。』 ~ ぐう的感想
タイトルにもあり、冒頭にも書いたように、この本にはこれまでの写真撮影術とは違う方法が紹介されています。
写真撮影に「自分自身と向き合う」という方法は、これまではあまり紹介されてこなかったかもしれません。
そういう意味で、この『新しい写真の常識 あなたの写真は全部、正解。』はこれまでの写真撮影術の本とは違う、新しいタイプの本と言えるかもしれません。
僕もブログで写真を使用することが多いので、カメラや写真の撮り方についてはいろいろと学んでいます。
そのなかで、僕もカメラの機能面に意識が向いて、もっと高価ないいカメラが欲しいと思うことも多々あります。
ただ、今現在、僕が使っているカメラはそんなに高価なものではありません。ですが、そのなかでいかにしてきれいな写真を撮るかということを考えていたことも確かです。
という意味では、この本に書かれていたことを僕も少し実践していたのかもしれません。
でも、いろんな写真を撮りながら自分と向き合って、自分がイメージする理想の写真に近づけていくという作業はあまりできていなかったように思います。
この本を読んで、まずは今持っているカメラを使って自分と向き合いながら、構図や絞りなどいろいろと研究して、自分の理想とする写真を作っていきたい、そんなことを思いました。
今すでに写真を撮っている人も、これから写真撮影を始めようという人も、自分がイメージする理想の写真を撮るためにも、まずは読んで欲しいおすすめの一冊です!
この記事へのコメントはありません。