今回紹介するのは熊本県山鹿市にある温泉旅館『熊本旬彩の宿 ゆとりろ山鹿』です。
熊本県は有数の温泉地で山鹿温泉郷もその中の一つ。寛永17年(1640年)から存在している「さくら湯」がある地域としても有名です。
今回紹介する『熊本旬彩の宿 ゆとりろ山鹿』はそんな山鹿温泉の中にある旅館です。
市街地近くにありながら、旅館周辺はとても静かな環境。
近くには菊池川も流れており、自然豊かな環境でゆったりとした時間を過ごせます。
そんな『熊本旬彩の宿 ゆとりろ山鹿』の館内の様子や宿泊した時の感想などをレポートしていきます!
目次
『熊本旬彩の宿 ゆとりろ山鹿』はどんなところ?
改めて今回紹介するのは熊本県山鹿市にある旅館『熊本旬彩の宿 ゆとりろ山鹿』です。
熊本県の山鹿温泉郷に位置する旅館で、山鹿市街地にも近い場所にあります。
ただ、市街地に近いですが旅館周辺は静かな環境。旅館横には菊池川が流れていて、自然豊かな場所に立地しています。
ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりな旅館です。
『熊本旬彩の宿 ゆとりろ山鹿』〜 おすすめしたい人
当旅館はこのような人におすすめです!
- 自然豊かな環境のなか、ゆったり温泉に使ってのんびりしたい
- 熊本の温泉に入ってみたい
- 漫画を読みながら、ゆっくりと楽しい時間を過ごしたい
旅館館内について
当旅館は山鹿市街地に向かう国道3号線から入ったところにあります。
周囲は住宅街にあるため、とても静かな環境です。
そんななかを通っていると、旅館の姿が見えてきます。
玄関
玄関は木造となっており、温かみを感じます。
ロビー
館内に入るとすぐ見えるのが、山鹿名産の番傘と、熊本を拠点に活動している竹あかり総合プロデュース集団「CHIKAKEN(ちかけん)」の竹あかり。
旅の思い出として、一つの撮影スポットとなっています。
館内もとても静かで落ち着きます。
ロビーに入って左側にあるのが、ビリヤード台と卓球台。
宿泊者は手続きをすれば、自由に遊べます。
また、右側を見ると本棚にたくさんの漫画が!
これらの漫画はロビーで読めるのはもちろんのこと、宿泊者は借りて客室で読むこともできます。(フロントで貸し出し手続きが必要)
そして、フロント。
座りながらチェックイン手続きができます。
焼酎バー
フロントの後ろ側にあるのが焼酎パー。
窓からは清流「菊池川」を眺められます。
バーといっても店員さんがいるわけではなく、焼酎の壺があるのでそこから自分で注いでいだたくスタイルです。
焼酎以外にソフトドリンクが用意されています。
お土産処
焼酎バーの隣にあるのがお土産処。
熊本のお土産を購入できます。
県産の郷土のお菓子やくまモングッズなどが販売されています。
浴衣、アメニティ
お土産処の隣に、浴衣とアメニティが置かれています。
客室には浴衣が置かれていないので、こちらで選んで持っていきます。
女性用の浴衣デザインは4種類。一方、男性用は2種類です。
アメニティも、客室には歯ブラシしか設置されていないので、こちらから取っていきます。
コットンやカミソリ、ヘアブラシ、ゴムバンドが用意されています。
大浴場
冒頭に書いたように山鹿は温泉でも有名な地域で、この旅館でも温泉に入ることができます。
館内1階に大浴場と露天風呂が設置されています。
泉質はアルカリ性単純温泉で、掛け流しになっています。まろやかな肌触りの温泉です。
客室について
客室内の様子
客室は和室、和洋室、全部で45室用意されています。
客室内は比較的新しく、きれいです。
室内はきれいなんですが、建物が古いのか電源コンセントがかなり少ないです。
スマホの充電などに不自由さを感じるかもしれません。
洗面所
洗面台の鏡はかなり大きめのものが設置されています。
アメニティは必要最低限で歯ブラシしか置かれていません。その他のアメニティ(カミソリ、ボディタオル、ヘアブラシなど)はお土産処横に置いてある棚から各自取ってきます。
トイレ
トイレは洗浄機つきで最新モデル。水を流したあと泡立つので一瞬不安になりますが、これはトイレの仕様のようです。
お風呂
館内に大浴場がありますが、客室にもお風呂が設置されています。
広さは一般のマンションに設置してあるお風呂と同じくらいです。背が高い人にはちょっと狭いかもしれません。
『熊本旬彩の宿 ゆとりろ山鹿』〜 マップ、アクセス
マップ
住所:〒861-0518熊本県山鹿市宗方通702
TEL:0968-43-8111
アクセス
車・バイク
福岡空港から約90分
熊本空港から約70分
九州自動車道 菊水ICより約15分 / 植木ICより約30分
電車・バス
九州新幹線 新玉名駅からバス約30分
JR鹿児島本線 玉名駅からバス約30分
※最寄バス停留所「山鹿バスセンター」
旅館より徒歩約10分
周辺の観光について
旅館から山鹿市街地までは車で5分ほどです。
市街地には次のような観光スポットがあります。
山鹿温泉さくら湯(旅館から車で約3分、徒歩約11分)
寛永17年(1640年)の肥後細川藩の山鹿御茶屋に端を発していており、昭和48年(1973年)に解体されるまで山鹿温泉の元湯として市民も使用していた温泉。
いったんは解体されましたが、その後、市民の再生したいとの想いに応える形で、平成24年10月に現在の形の「さくら湯」となり、解体前の姿が再生されています。
源泉掛け流しで、泉質はアルカリ性単純温泉。
旅館でも温泉に入れますが、ここは昔ながらの雰囲気が味わえる温泉。ぜひ、こちらにも入浴してみてはいかがでしょうか。
公式サイト
八千代座(旅館から車で約5分、徒歩約15分)
明治43年(1910)に建設された芝居小屋です。
その後、昭和の時代に閉館となり、建物は朽ち果てていました。
しかし、30年を超える復興活動の末、平成13年から現在の姿で復活しており、国の重要文化財となっています。
館内は見学でき、客席はもちろんのこと、舞台上からの景色や舞台裏も見ることができます。
こういった見学ができる機会はなかなかありませんので、旅館宿泊の際はぜひ見学されることをおすすめします。
公式サイト
国指定重要文化財「八千代座」公式ホームページ | 山鹿ガイド
山鹿灯籠民芸館(旅館から車で約5分、徒歩約11分)
山鹿市で有名なお祭りが「山鹿灯籠まつり」。毎年8月15日から17日にかけて行われるお祭りです。(2021年はコロナ禍で中止)
「奉納灯籠」や「花火大会」などが行われます。
圧巻なのは16日に行われる「千人灯籠踊り」。頭に金灯籠を掲げた浴衣姿の女性たちが優雅に踊ります。
この「山鹿灯籠民芸館」ではこの祭りで使われた山鹿灯籠の名作が展示されています。
公式サイト
宿泊レポート 〜 2021年8月
2021年8月10日から1泊2日で、奥さんと奥さんのご家族の皆さんと一緒に合計4名で宿泊しました。
当日の部屋の様子
この日は熊本市から4名での移動だったので、レンタカーを借りて移動しました。
山鹿市街地近くにありながら、旅館周辺はとても静か。
エントランス入ってすぐのところにあった卓球台とビリアード台を見て、びっくりしてしまいました。
コロナ禍ということで、入館前の検温、アルコール消毒は必須でした。(僕らも宿泊前に2回目のワクチン摂取済み)
ロビーでちょっと待たされたものの、無事にチェックイン完了。
今回は4人1部屋で予約していました。予約したのは露天風呂つきの和洋室のお部屋。
こちらは洋室。広めのツインベッドが置かれています。
ベッドの横には作業ができるデスクも。
和室は6畳ほどの広さ。宿泊客のプライベートを考慮して、就寝時には自分たちで布団をひく形です。
室内には、大浴場などに行く際に必要なものを入れて持っていける「かごバック」も置いてありました。
これはちょっと嬉しいサービスですね。
また、コロナ禍ということで、フロント精算時や大浴場への入浴時の注意点などを記した案内も置いてありました。
客室からは菊池川を眺められました。
緑が多く見られ、気分が落ち着きます。
そして、この部屋の醍醐味は露天風呂がついていること。
かなり大きめの浴槽。向かい側にシャワーもついています。
ただし、お湯は温泉ではなく、通常の水道水です。
もちろん、ここからも菊池川の風景を眺められます。
露天風呂から見た風景はこのような感じ。
ただ、実際の入浴時には外から見られてしまう可能性もあるので、風呂横に置いてある敷居を立てて入浴することになります。
食事
今回は夕食、朝食ともついているプランでした。
夕食
夕食はコース料理で次のようなメニューでした。
食前酒まで入れて全部で12品。それぞれの料理を紹介します。
まず最初にいただいたのは枝豆豆腐。
豆腐の上には蒸しエビとオクラが添えられ、ジュレがかかっています。
枝豆の青々しさが感じられ、さっぱりといただけました。
次にいただいたのが刺身三種盛り。魚はまぐろとキビナゴ、鯛(おそらく)でした。
どれも身がしっかりしていて、新鮮さを感じました。
茶碗蒸し。ミニトマトが入っていて、和風というよりも洋風さを感じる茶碗蒸しでした。
続いて肉料理が。熊本県産ブランド牛「味彩牛」を使った瓦焼き。牛肉以外にも、シシトウやカボチャなどの野菜も一緒に添えられています。
牛肉はしっかりとした弾力があり、食べごたえがあります。野菜と一緒に食べることで、油っぽさが軽減されました。
これで4人前だったんですが、かなりのボリュームでした。
再び魚料理、メバルの揚げ煮。メバルはカラッと揚げられていて、サクッとした食感。
だし汁につけていただくことで、衣が少し柔らかくなり、違った食感も味わえました。
続いても肉料理。鹿児島県産黒豚を使った鍋。
鍋の中で豚の油が落とされていて、さっぱりといただけました。
そろそろ料理も終盤に差しかかり、さっぱりとした料理が。天草のところてんです。
天草は魚介類が豊富に採れる地域。そこで採れる海藻を使っています。
ツルッとした食感が心地いいです。
この前の3品が肉料理と揚げ物で口の中に油っぽさが残っていたので、ここでさっぱりとした料理を味わえて、口のなかもスッキリしました。
そして、山鹿産ヒノヒカリのご飯と、あさりの赤味噌仕立てのお味噌汁。
もうかなりお腹いっぱいでしたが、あさりのお味噌汁で食欲が増しました。
このあと、スイカとぶどうをいただき、この日の夕食は終了。
瓦焼きがかなりボリュームがあったので、お腹いっぱいになりました。
朝食
翌日の朝食も和食。
朝食もおかずの種類が多く、ボリュームがありました。
ご飯やお味噌汁はお代わり自由だったんですが、おかずでかなりお腹が満たされたので、今回は遠慮しました(笑)。
宿泊した感想
周囲が静かなので、ゆったりと宿泊できました。
今回の2日間は宿泊者も少なく、大浴場も他のお客さんがそれほどいなかったので、ゆっくり入浴できました。
また、客室の露天風呂にも入りましたが、菊池川沿いの風景を見ながらの入浴は大浴場とはまた違って格別でした。
入浴時の風景。日が落ち、完全に暗くなる前の風景はとてもきれいでした。
食事は夕食、朝食ともボリュームがあり、しっかりお腹が満たされました。熊本県産の食材が味わえたのもよかったです。
また、漫画を借りて客室で読むことができ、以前から読みたかった漫画を読めたのも満足でした。
ただ、個人的に惜しかったのが焼酎バーを利用しなかったこと。
せっかく無料で焼酎をいただけたんですが、すっかり忘れており、今回はいただけませんでした。
また宿泊する機会があれば、そのときはぜひ利用してみたいです。
今回の宿泊料金
今回の宿泊料金は、夕食時の飲み物代を抜いて、4名で52,360円(税込み)、1名あたり13,090円でした。
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