エッセイ

終戦記念日に思うこと 〜 戦争を起こさないために自分たちができることはないのか?

今日、8月15日72回目の終戦記念日です。
戦争で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、平和であることに感謝したいところです。

現在の日本は戦争をしていませんが、世界中では今だに戦争をしている国があります。

また、最近では北朝鮮の情勢が緊迫しており、今後の対応によっては戦争にもなりかねない状況になっています。

戦争は絶対にあってはならないことです。
戦争をすれば、そこには不幸なことしか残りません。それは戦勝国であってもです。

でも、ふと考えたのです。
人間という生物がいる限り、戦争はなくならないのではと。

どうしてそのように思ったのかというと、人間には何かを所有するとそれを手放したくないという心理が働くからです。

人間は何かを所有するとそれを手放すことに不安や恐怖を感じてしまい守ろうとします。
それは個人的な所有物(お金、地位、家族など)であっても、国家的な所有物(土地、国民、資源など)であってもです。
それらを他者から守ろうとするのです。

でも、守ることが悪いわけではありません。 当然、生物である人間も家族を守ることは一番大事なことでしょう。
また、自分たちの住む場所や食料など生活する上で必要なものは守る必要があります。

いけないことは、それがエスカレ-トして他者を攻撃してしまうことです。
他者を攻撃すれば、相手も反撃することになり、それがエスカレ-トすると国であれば戦争ということになります。

といっても、できるだけ戦争にならないために何か手だてはないのでしょうか。
国レベルでは難しいにしても、個人でできることはないのでしょうか。

それは所有しているものを頑なに守るのではなく、他者と共有する考え方にしていくことではないでしょうか。
もちろん、最低限、自分たちが生活していく上で守るべきものはありますので、それは当然守っていくべきでしょう。
でも、それ以外のことで共有できるものは共有していくのです。

例えば、自分が持っているスキルや技術。
そんなことを共有したら、自分の仕事がなくなってしまうと思う人もいるでしょう。

でも、全部でなくてもいいのです。そして、こちらが共有したら相手にも何か共有してもらうのです。
そうするとお互い知らなかったことを知り、新たな何かが生まれるかもしれません。

お金が生まれる前には人間は物々交換をしていていました。それと同じような考え方です。
すでに、現在、車やワ-クスペ-スなどを共有する仕組みもありますね。

守ることに注力する考え方から共有する考え方へ。
国レベルで変えることは非常に難しいことですが、世界の一人一人がこのような考え方に変えていけば、何かが変わっていくのではないでしょうか。

そんなことを考えた72回目の終戦記念日です。

最後にあらためて、戦争で亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。

 

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